Eduコロンの組み立て方(旧式)

*注意:このページは旧式のEduコロンの解説ページです。

「Eduコロン」は工学教育に使うことを目的に製作したもので、名前の由来は「Edu(Education:教育)」+「コロン(カプセルが落ちる音)」です。日本のポップカルチャーである「カプセルマシン(ガチャガチャやガシャポン)」を組み立てながら機械の仕組みを知り、工学に興味を持ってもらうこと願ってつくりました。少しでも楽しいと思っていただけますと幸いです。

1.必要なものをそろえよう!

Eduコロンをつくるには本体のモデルをダウンロードするのはもちろんのこと、3Dプリンター製パーツとは別に必要なものがあるので下記のリストを確認しながら揃えましょう。

1-1.Eduコロンのモデル

Eduコロンは元々デザインされているものと、3Dパズルのパーツ等でデコレーションできるまっさらなタイプがあります。

好きなデザインのEduコロンを選びましょう!

*注意:Eduコロンのパーツは全て100mm*100mm以内のサイズに収まっており、ビルドプレートが100mm*100mmより大きい3Dプリンターでつくることができます。3Dプリンターのご購入がまだでEduコロンをつくりたい場合は必ずビルドプレートのサイズを確認してください。

1-2.1.5Lのペットボトル

Eduコロンはカプセルが入る器のみ1.5Lのペットボトルを使用します。ペットボトルは「三ツ矢サイダー」の形状のものが対応しており、「カルピスソーダ」「MATCH」も同じ形状です。

1-3.カプセル

カプセルは27mmと30mmのサイズが対応しています。特に「あミューズ」社のカプセルは軽い力で開け閉めができるため、子供向けにおすすめです。

1-4.カプセルトイのモデル

STAG.Bではカプセルマシン本体以外にカプセルトイのモデルも配布しています。27mmカプセルにも入る「Jobたま!」「きゅーてぃかっぷ」のほか、カプセルいらずでそのまま入れて使うことができる「文字だるま」の3種類が用意されています。

好きなものを選んでEduコロンに入れましょう!

1-5.虹色フィラメント

フィラメントは1つあたり2000円以上するので色を複数使おうとするといくつも買わなくてはいけませんが、虹色フィラメントは元々多色入っているので色ごとにカットして使えばカプセルトイごとに色をわけて作ることができます。

必須ではありませんが、あると楽しみの幅が広がります。

2.組み立てる前の準備

2-1.ペットボトルをカットしよう!

Eduコロンにはペットボトルの真ん中の部分を使います。カッターで切込みを入れてからハサミで上と下の部分を切り取ります。切りとった部分は尖っているためケガをしないように注意しましょう。

ペットボトルの両端をカットしたら、ハサミで切り口を整えてテープを貼ります。

ペットボトルの両端にテープを貼り終わったらペットボトルの加工は終了です。

2-2.パーツを3Dプリントしよう!

ダウンロードしたファイルには、パーツ別のものと100mm*100mm以内に収まったパッケージの2種類が同梱されています。パッケージをスライサーソフトにドラッグすると、パーツを一括で3Dプリントすることができるので便利です。

Eduコロンは当サイトの3Dパズルよりパーツ数が多く3Dプリントに時間がかかります。1日ごとに3Dプリントするパッケージを決めて少しずつつくっていきましょう。

3Dプリントの日程例

1日目

パッケージ1

Eduコロンの前パネル

パッケージ2

パッケージ3

2日目:ユニット1(前パネル)が完成します。

パッケージ4

パッケージ5

パッケージ6

3日目:ユニット2(回転機構)が完成します。

パッケージ7

パッケージ8

Eduコロンの左パネル

パッケージ9

Eduコロンの右パネル

4日目:本体が完成します。

パッケージ10

Eduコロンの裏パネル

パッケージ11

パッケージ12

5日目:Eduコロンが完成します。

パッケージ13

パッケージ14

できた外装のパネルはマッキーペン等で色を塗ってデコレーションするとさらに見栄えが良くなります。

2-3.待ってる間TinkerCadを使ってみよう!

パーツを3Dプリントしている間は退屈になるので、簡単に3Dモデルをつくることができる「TinkerCad」を使ってみましょう。当サイトではモデルのファイルにパーツが単品が同梱されているので、それらをTinkerCad内で呼び出して組み合わせることでオリジナルのモデルをつくることができます。

Eduコロンやコインは3Dパズルのパーツと組み合わせることで自由にデコレーションすることができ、「Jobたま!」と「きゅーてぃかっぷ」はパーツを組み替えてオリジナルのカプセルトイをつくることができます。

下記のページではTinkerCadの使い方からカプセルトイ等の編集のやり方のチュートリアルが配布されているので、ぜひ待っている間に挑戦してみましょう!

3.Eduコロンを組み立てよう!

パーツがすべて完成したら、いよいよEduコロンを組み立ててみましょう。各Eduコロンのモデルには組み立て説明書が付属していますが、このページでは動画形式のものを用意しました。もし説明書を見てわからなかったら、こちらの動画を確認しましょう。

ユニット1とユニット2を合体させるときは、歯車がかみ合っていることとユニット2に固定パーツが付いていることを確認してからはめ込みましょう。

合体できたら固定パーツを外します。

ペットボトルをフタと本体の溝にはめ込みます。このとき接着剤を使っておくとペットボトルが外れにくくなります。

もしペットボトルがはまらなかったら、下記の溝が広くなっているタイプの修正パーツをダウンロードして試してみてください。

Eduコロンの完成です!どんなEduコロンができたかな?色やパーツによって見て目が大きく違ってくるので、いろいろ試してみてください!

4.つくったEduコロンで遊ぼう!

完成したEduコロンにつくったカプセルトイを入れましょう。入れるカプセルや文字だるまは15~20個程度にしておくと詰まりにくくなります。

各カプセルトイのモデルには台紙のPDFファイルが付属しています。好きなアソートセットの台紙をペットボトルに貼りましょう。

カプセルトイを入れたら準備完了です。早速ガチャってみましょう!

ハンドルの上にあるくぼみにコインを奥まで入れたら、ハンドルを時計回りに一回転させます。一回転させたら右下の出口からカプセルトイが出てきます。何が出てくるかな?

カプセルトイの裏にはジョイントの穴があるので、アソートセットのモデルに付属している専用の台座に乗せることができます。

自由に乗せてカプセルトイをコレクションしましょう!

これでEduコロンの組み立て方の解説は終わりです。お疲れさまでした!

お友達と一緒につくってお互いのEduコロンをガチャるともっと楽しめます。ぜひ自由研究等にお使いください!